アラン21年 ロックランザキャッスル

前回のアラン20年に続く、エクスプローラーシリーズ第二段の「アラン21年・ロックランザキャッスル」です。

アラン島にある二つの蒸留所から生まれるアランモルト。その二つは、北のロックランザ蒸留所(元アラン蒸留所)と南のラッグ蒸留所です。といってもラッグ蒸留所は元アラン蒸留所の第二蒸留所として2019年にオープンしたばかり、まだオフィシャルリリースはされていません。アランのボトルがリニューアルされたのはそれを伝えるためでもあり、ニューボトルにはアラン蒸留所とは記されておらず、よく見ると「LOCHRANZA DISTILLERY」へ変更されていましした。1995年にオープンしたアランビジネスは第二蒸留所を所有するまでに成長しており、これからのアランモルトにファンの期待は高まっています。今回はアランモルトからリリースされたエクスプローラーシリーズ第二段・ロックランザキャッスルを試飲します。第一弾ブロディックベイはこちら


THE ARRAN MALT

LOCHRANZA CASTLE 21YEARS 47.2%

THE EXPLORERS SERIES VOL.2

リフィルシェリーホグスヘッドで熟成された原酒を※アモンティリヤードシェリーカスクでフィニッシュさせた21年熟成のカスクストレングス47.1%。全世界で9,000本限定。日本へは600本のみの入荷。 それぞれのカスクでの熟成年数の振分け詳細は不明。

※アモンティリヤードとはスペインで作られるシェリー酒の一種。フィノとオロロソの2種類のシェリーカスクの中間で、甘みは少ないですが、両者を兼ね備えた豊かで芳醇な風味が特徴です。アーモンドとヘーゼルナッツの濃厚な香りを放ち、独特の風味をウイスキーに与えます。

 アーモンドチョコ、キャラメル、リンゴ、アプリコット

 熟成感のあるウッディフレーバーに桃やアプリコットを思わせるフルーティーな酸味

 熟成感と酸味の豊かなバランス。前回試飲したアラン20年とは樽構成の違いもありますが、全く異なる味わいを持つこの21年。飲み比べてみると、21年の方がどちらかというとアモンティリヤードカスク特有の酸味があるので万人向けタイプですね。しかし驚くのは、飲みやすく親しみやすいアランモルトが、20年以上の熟成でこうまで渋い一本に昇華されるのかということ。樽熟成の成す業に神秘すら感じます。開封後の変化にも期待したい。

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