ザ・グレンリベット ナデューラ 魅力的なウイスキー3姉妹。

グレンリベット

1824年、スコットランドに政府公認第一号の蒸留所が誕生。

ザ・グレンリヴェットがその蒸留所です。あまりにも有名なこの蒸留所は、今年で創業194年を迎えます。ザ・グレンリベット蒸留所のウイスキーは、世界中で愛飲され、現在も変わらず、正統派スコッチとしての代名詞であり続けています。

みなさんはこのザ・グレンリヴェット蒸留所から、原点回帰とも感じられる、3種類のウイスキーが発売されているのをご存知でしょうか?
ナデューラシリーズと銘打たれたこのウイスキーは、19世紀の伝統製法にこだわり、それぞれ異なる味わいに育てられた3種類のシリーズとなっています。今回のアンバータイムズは、この魅力的なナデューラシリーズ3本をご紹介します。

ナデューラ


ナデューラはゲール語でナチュラル・自然といった意味で、19世紀のウイスキースタイルを忠実に再現した製法によって造られ、ボリュームのあるカスクストレングス(加水をせず樽出しそのままの度数)でボトリングされています。個性豊かで複雑な、奥深いウイスキーにそれぞれ仕上げられた、ナデューラシリーズは、モルト愛好者のために造られた少量生産のシングルモルトウイスキーというわけです。カスクストレングスだけにパンチのある飲み応えですが、どれも華やかなニュアンスがあるし、すこしの加水で非常に柔らかな口当たりになるので、ロックよりもストレート・水割りをお勧めします。個人的な感想ですがナデューラは、また飲みたくなる美味しいウイスキーでした。

第一弾 100%オロロソ樽熟成。

ザ・グレンリヴェットでは初めての試みである100%オロロソ樽熟成は、辛口で重厚な味わいに、木樽やナッツを思わせる華やかでウッディな香りが特徴です。オロロソとはスペイン語で「匂い」を意味する”オロール”に由来し、ドライフルーツのようなアロマがあり、口当たりはとても滑らか、そしてビターチョコレートのようなフレーバーが特徴です。フィニッシュは、わずかにドライで長い余韻を残す贅沢なシングルモルト・ウイスキーに仕上がっています。カスクストレングスのため、バッチナンバー毎にアルコール度が異なりますが約60度です。

第二弾 アメリカンホワイトオーク樽熟成。

ザ・グレンリベット ナデューラ ファーストフィル セレクションと銘打たれた第二弾は、ファーストフィルのアメリカンホワイトオーク樽を使って熟成されています。この種の樽は、19世紀初頭以来、ザ・グレンリベット蒸溜所で好まれて使われており、熟成によって、芳醇でクリーミーなバニラや、甘い西洋ナシのアロマが与えられるのが特徴。口に含むと、完熟したバナナやパイナップルのようなフレーバーが現れ、非常にトロピカルな仕上がりとなっています。こちらもカスクストレングス約60度です。

第三弾 ピーティッド。

通常の樽熟成の後に、強いピートの効いたスコッチウイスキーの古樽を用いてフィニッシュ(後熟)されています。この製法は、かつてザ・グレンリベット蒸留所での、モルト乾燥工程で、ウイスキーにスモーキーな風味を与えるピート(泥炭)を使用した歴史的慣習からインスピレーションを得て造られました。2つの姉妹製品と違って、このナデューラ・ピーティッドは、滑らかでフルーティな独自のスタイルに加え、スモーキーテイストををかすかに与えた、技ありの一本となっています。カスクストレングス約60度。

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