2016年にサントリーからリリースされた海外市場向けブレンデッドウイスキー。
アメリカとカナダ市場限定でリリースされ、2018年からはイギリスでも販売開始されたサントリーブレンデッドウイスキー「TOKI」
海外のジャパニーズウイスキーブームの立役者である「山崎」や「響」に続き、さらに幅広くのファンを掴むことを狙ったブレンデッドウイスキーがこのTOKIです。気になる海外での評価ですが、とあるサイトのレビューでは70〜80点が大体の平均といった感じでした。
ロングドリンク向きとか、ブラインドで飲んだら「ヘイグクラブ」っぽいなどのコメントもあり見ていて面白い。それらは決して悪い評価ではありませんが、どこも共通して「ライトボディでスパイシー」といった表現が目立っていたのは確か、その辺りはメーカー側としては狙い通りなのかどうなのか気になるところです。
サントリー 季 TOKI 43%
ブレンド構成は、白州12年をベースに山崎と知多グレーンをブレンドしたものとあります。
香 微かにメロン、微かにリンゴ、バニラ、フレッシュなオーク、ニス、スペアミント、ボンド、微かに硫黄や鉄のニュアンス
味 胡椒のスパイスと水飴のような甘味に干し草のフレーバー、ピリピリしたアルコール感と微かな麦芽味、ドライな後味にさっぱりとした余韻があり白州っぽさを感じる
感 ベースの白州っぽさは微かに感じるけど短熟感が目立ち代わりに知多グレーンが主張する。山崎はどこ?シンプルな甘さと干し草フレーバーのライトボディタイプなのでストレートで飲み進めるにはちょっと物足りないが、ロックやハイボールではポテンシャルを発揮する一本といった印象。これを海外の人たちはジャパニーズブレンデッドの繊細な味わいとみるかチープな味わいとみるか難しいところではあるような、値段をみてもリピートは難しい位置付けにあるのでは・・・まだ飲んだことがない方はぜひあなたの鼻舌で確かめてみてほしい。