ブルックラディ バーレイ・プロヴェナンスシリーズ

ブルックラディの大麦探求シリーズ3種。100%スコットランド産。原産地のもつポテンシャルを徹底的に追求したシングルモルトたち。

1881年に設立した当時のままの伝統的な蒸留設備と革新的なウイスキーづくりが見事に融合したブルックラディ蒸溜所。テロワール・サステナブル・トレーサビリティーなどの公的な透明性に加え、ウイスキーファンが知りたいボトルスペックの説明責任をしっかりと果たすその姿勢は素晴らしい!

今回紹介するのはシングルモルトの原料である大麦への探求シリーズ3本です。題して「バーレイ・プロヴェナンスシリーズ」。古代品種やシングルファーム(ひとつのの農場)、※シングルエステート(ひとつの不動産)、シングルビンテージ(同じ収穫年)など徹底的にこだわったブルックラディらしいシリーズですね。

※シングルエステート:ウイスキーの過程で出てくる麦芽の搾りカスを家畜に食べさせ、それ以外の蒸留廃液は土壌改良剤や肥料として利用する。すべてをエステート内で循環させようというのがシングルエステートのコンセプト。


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BERE BARLEY 2010

オークニーで育ったベア種を2010年に蒸留。元アメリカンバーボン樽で8年熟成しアルコール度数は50%でボトリング。

シングルモルトウイスキーの原料といえば二条大麦が主流ですが、六条大麦と大きく異なるところはアルコール収率にあります。長い間忘れられてきた六条大麦の遺産品種「ベア種」、その先祖は4500年も遡るとか。六条大麦はスコットランドの短い夏の気候に適応して早く育つことができますが、粒が硬くタンパク質が多い割りにデンプンが少ないためビールにしても収率が低いという理由で今ではほぼ姿を消してしまった品種です。とはいえスコットランドの定番であるビールやバノック、パンなどを作るために世代を超えて愛用されてきた品種であるのは確か。その忘れさられた味わいと六条大麦のもつユニークなキャラクターを復活させたのがこのベアバーレイ2010です。

 シリアル、梨、ココナッツ、トフィー、リネン

 蜂蜜、アプリコットジャム、チョコレート、桃、りんご


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THE ORGANIC 2010

2009年に収穫した機栽培大麦を2010年に蒸留。元バーボンかメリカンオーク樽で8年熟成。50%でボトリング。こちらは英国バイオダイナミック協会のオーガニック認証を取得。

現在市場で入手可能なオーガニック製法のスコッチ・シングルモルトは3つあり、ザ・オーガニック2010はそのひとつ。(あと二つは他社)ハイランド地方インヴァネスのミッドコール農場で育ったパブリカン種のオーガニックモルトを使用しているのが特徴です。ミッドコール農場のスゴいところは7年周期の輪作をベースに有機農法を行い、バイオマスによる再生エネルギー生産もやっちゃう先進的な農場であるところ。ブルックラディへは2003年からオーガニックモルトを提供しているそうです。自然と共に時間をかけて育った持続可能なウイスキーモデルがここにあります。

 メロン、桃、レモンメレンゲ、バニラ、キャラメル

 梨、バニラキャラメル、チョコレート、バターポップコーン、新鮮なオーク


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ISLAY BARLEY 2011

今回のアイラバーレイ2011はアイラ島にある6つの農場から大麦の提供を受けています。樽構成は元バーボンアメリカンオーク75%と元ワインヨーロピアンオーク樽25%で、50%でボトリング。6年熟成となっています。

アイラ島は大麦栽培には適さないといわれた地。この大西洋の端のにある岩の島は、海からの影響をダイレクトに受け、時に起こる嵐と集中豪雨は島の持つ性格。しかしアイラ島ほど重要な大麦探査の地はないとブルックラディは考えます。テロワールの探求としてブルックラディはアイラの17の異なる農場へ大麦の栽培を提案し、2004年に1つだった農場は2018年には16の農場パートナーへと成長しました。そこからの収穫量はブルックラディの総大麦の約4割を担うほどになったとか。この地でしか生み出せない味のために成長する人々の物語がこのボトルに詰まっています。

 花、桃、りんご、レモン、グレープフルーツ、オレンジの皮

 オーク、ドライアプリコット、レモン、キャラメルウエハース、潮

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