スペイ カスクストレングス バッチ2

SPEYSIDE DISTILLERY

創業は1990年のクリスマス。スコッチウイスキーのエリア区分ではハイランドに属しているスペイサイド蒸留所(ウイスキーコニサー教本2015)だが。最近ではスペイサイドモルトと書かれていることもあるので、区分改正が行われたのかどうかは詳しく分からない。オーナーは1770年代にウイスキー事業に参入しブルイックラディを誕生させたジョン&ローバート兄弟で知られるハーベイ社(エジンバラ)。このスペイは今まで日本市場にはなかったが、今年から静岡蒸留所で知られるガイアフロー社が輸入元となって日本初上陸したシングルモルト。今回は通常の46%ものではなく、カスクストレングスでボトリングされた「テネ」と「フマーレ」、それぞれバッチ2の試飲をしてみます。


SPEY TENNE CASK STRENGTH BATCH2 58.6%

SPEY FUMARE  CASK STRENGTH BATCH2 60.4%

スペイサイド蒸留所からリリースされている「SPEY」というシングルモルトが2019年に日本初上陸し、密かな話題となっている。背が高く気品の漂うボトルデザインが目を引きます。

TENNE テネは赤みがかった鮮やかな色合いが特徴。この色合いは、バーボン樽で熟成後、ポート樽で6ヶ月間フィニッシュをかけることで生み出される。ポート樽は、通常より長い熟成を要するトゥニーポートの樽を使用している。(輸入本数90本)

 マホガ二

 木苺ジャム、チェリー、チョコ、バニラクリーム、オークウッド

 甘さと力強いアルコール感。少し苦味を感じ、ウッディさとチョコレートのような味わいが絡み合う。ベリーのような酸味のあるフルーツ、さくらんぼ、焼きたてのトフィーケーキのような味わい。  


FUMARE フマーレとは、ラテン語で「スモーキー、ピーティ」を意味する言葉。ピーテッドらしいスモーキーさと、潮気を感じる薬品の香り。バーボンバレルで熟成した軽やかでフルーティな甘さは、スペイサイド蒸溜所ならでは。(輸入本数90本)

 明るいゴールド 

 バター、シリアル、ハーブ、ピート、蜂蜜、香ばしいオークのウッディネス

 バニラ入りのカスタードクリーム、さまざまなフルーツを混ぜ合わせたコンポートのような味わい。キャラメル、ほのかに焦がした黒砂糖のようなピートフレイバー、バーボンバレルのウッディネス。


 ボリュームのある味わいが存分に楽しめる2本。テネは長期熟成のポート樽で後熟したフルーティータイプですので、ジャムのような甘酸っぱさと重厚な酒質が特徴です。フマーレはシリアル系の甘さに香ばしいピートが特徴で、こちらもどっしりとしたカスクストレングスならではの厚みのある味わいとなっています。はっきりと異なるタイプの2本ですが、スペイサイド蒸留所のポテンシャルとでも言うか骨格のようなものは共通してて、やわらかく華やかな印象を受けました。非常に満足度の高いボトルです。

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