ポートシャーロット 10年 PORTCHARLOTTE

ポートシャーロット

ポートシャーロットは、原料に対し徹底して原産地のポテンシャルを追及するブルイックラディ蒸留所でつくられるへビリーピーテッドタイプのシングルモルト。

同蒸留所は、ヘブリディーズ諸島、アイラ島の西海岸沿いにあり、ポートシャーロットという名は蒸留所近隣にあるポートシャーロット村に由来する。

現在ブルイックラディ蒸留所からは3つのブランドがリリースされており、その生産量の割合はブルイックラディ(ライトピートタイプ)7割にポートシャーロット(へビリーピーテッド)2割、オクトモア(スーパーへビリーピーテッド)1割といった具合。

ブランドのでは初となる年数表記をした「ポートシャーロット10年」は、現行商品の「ポートシャーロット・スコティッシュ・バーレイ」の後継ボトルとも言えます。これまで限定生産のみであった10年熟成品が主力定番商品としてリリースされることになりました。2018年9月に発売されたこの「ポートシャーロット10年」はスコットランド・インバネス州産の大麦を100%使用したへビリーピーテッドモルトとアイラ島の湧き水でつくられています。バーベキューの煙のようなスモーキーさを見事に調和した、元来のポートシャーロットのスタイルを踏襲しつつ、さらなる高みを目指す革新ボトルということです。ボトルデザインも変わったことでブルイックラディとの差別化がよりはっきしましたね。

 

PORT CHARLOTTE 10YEARS 50%

このボトル、フェノール値は40ppmとあります。

ppmは「100万分の1」という化学で使用される標準的な単位であり、スモーキー・ピートの風味を表すフェノール性化合物のレベルを示すときに使われます。40ppm~50ppmはしっかりとしたピートが楽しめるへビリーピーテッドタイプ。

熟成もファーストフィル・アメリカンウイスキー樽65%、セカンドフィル・アメリカンウイスキー樽10%、セカンドフィル・フレンチワイン樽25%と3つの樽を使用。アメリカンウイスキー樽やフレンチワイン樽などという説明は大雑把ではありますが、セカンドフィル・ファーストフィルとアメリカンウイスキー樽の割合は75%と多くを占めています。

 コッパー寄りのゴールド

香り 土っぽいスモーキーさに清々しいシトラスやフルーツが仄かに香り、クローブ、バニラカスタードの甘いニュアンスも感じられます。その他セメダインのようなアルコール臭も。

味わい 繊細で柔らかい潮のテクスチャーが舌に広がり、甘くスパイシーな刺激が鼻に抜ける。大麦パンのような香りとバニラカスタードが現れレモンピールのようなほろ苦くドライなフィニッシュがあります。フレンチワインカスクをはっきりと捉えることはできませんでしたが、まるで隠し味のように全体を包み込むアプリコットティーのような存在を感じました。さらに少しの加水でよりフルーティーさが強まり、味わいも円やかに変化する飲んでいて楽しいモルトでした。

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