ベン・ネヴィス 10年 BEN NEVIS

BEN NEVIS

ベン・ネヴィスは「悪意ある山」の意味を持つゲール語のようで、日本では「水の山」で紹介されているがその意図は不明です。スコットランド最高峰の山であり、その威厳ある景観はスコットランドの力強いシンボルでもあります。

スコットランド最高峰の山”ベン・ネヴィス”(1344m)の名を持つシングルモルトウイスキーはジョン・マクドナルド氏によって1825年に西ハイランド地方のフォートウィリアム地区に建てられた山名と同名の蒸留所でつくられています。

ベン・ネヴィスの麓に建てられたこの蒸留所は、山頂近くにある雪解けの湖から流れ出るオルト・ナ・ヴーリンの水を仕込みに用いています。確かにウイスキー作りにとって欠かすことのできない良質な水は、この山からの有難い恩恵であり、蒸留所にとってベンネヴィスは水の山といえます。

ベン・ネヴィス蒸留所の歴史は古く、建てられたのはスコットランド酒税法改正(1823)の翌々年のこと。19世紀後半に向けてブレンデットウイスキーがトレンド化していく中、193センチの長身であった創設者ジョン・マクドナルド氏をモチーフにしたブレンデッドウイスキー「ロング・ジョン」は大きな成功を収めたボトルであったといいます。

1989年には日本のニッカウヰスキーが買収しオーナーとなったことで当時話題となりましたが、2001年ニッカがアサヒビールの完全子会社となったことで現在の所有者はアサヒビール株式会社となっています。したがってニッカのウイスキーにもベン・ネヴィスのニューポッドが使用されていると思うのは不思議ではないでしょうが実際のところはどうなのでしょう?というのもベン・ネヴィス蒸留所はオフィシャルのシングルモルトシリーズだけではなくブレンド用の原酒供給も昔から行なって来た蒸留所であり、ハンターレイン社・ブラックアダー社・メドウサイドブレンディング社など、その他様々なインデペンデント・ボトラーからもリリースされているのも特徴です。

今回は主力商品の10年を飲んでみたいと思います。

 

BEN NEVIS 10YEARS 43%

は明るいゴールド色、度数は43%となっています。樽は色・香りから推測し、バーボンのみの熟成でしょうか?調べても情報が出ていません。

 

香りはチョコレート、レーズン、カスタードクリームなど香ばしく甘やかで他にはスポンジケーキやフルーツシロップのようなものも感じられる。

味わいはみずみずしくコクがありスパイシーな口当たり、焼いたパンのような穀物由来の甘さに、柑橘系のさっぱりとした味わいがある。フィニッシュにかけてビターオレンジが現れるといった感じでした。

アルコールボリュームのせいか若干弱い繊細な構成に感じました。デイリードラムとしては間違いないボトルですが、昔の10年物は46%だったのでもう少しボディも強く飲み応えがあったのでしょうか?ハイボールやオンザロックもいいですが個人的にはストレートで飲むことをお勧めします。インデペンデント・ボトラーズからリリースされたベン・ネヴィスも次回試してみたいと思います。

 

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