ハイランドパーク10年 アンバサダーズチョイス


ハイランドパーク10年アンバサダーズチョイス、元はスウェーデン向けにリリースされたボトルだとか。ワンクッション置いて日本に入荷された理由は分かりませんが、同じような経路をたどるボトルをちょいちょいみかけるので、まぁそこは置いといて、個人的にオフィシャルスタンダード12年よりもすっきりとしたボトルデザインに好感が持てます。

Martin Markvardsen

デンマーク出身の元海軍マーティン氏はウイスキーに魅せられた一人。現在はエドリントングループ(ハイランドパークのオーナー会社)のブランドアンバサダーとして活躍するハイランドパークを知り尽くした人物です。そんなマーティン氏が自らブランドを担当した興味深い1本を見つけました。マッチョな胸にブランドマークのタトゥを入れてしまうほどの男っぷりですがテイスティングで繊細な感覚・味わいを表現するマーティン氏のギャップに興味と親しみが湧きました。さっそく試飲してみます。

 


 

HIGHLAND PARK 10YEARS / AMBASSADOR’S CHOICE 46%

 琥珀

 バニラ、オレンジ、紅茶、オークウッド、干し草

 オロロソシェリーカスクとバーボンバレルの重層的な風味がしっかりと感じられる、潮の香りに香ばしいピートスモークのニュアンスが心地よく、渋味と辛味のスパイスが仄かに現れ全体に深みを持たせる、最後には濃く出した紅茶のような華やかな味わいが口に残り余韻となって続く。

 これ美味しいです。オフィイシャルスタンダードである12年よりも、ハイランドパークのもつポテンシャルをしっかりと味わえる一本ではないでしょうか。バーボン7割シェリー3割のブレンデッドモルトで度数46%、パーク特有の香ばしいピートが香ります。ミディアムからフルボディといった感じのシングルモルトです。

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