グレンギリー 1999-2018 ワインカスク熟成

フランスのボルドーワイン「シャトーラグランジュ」のワイン樽で熟成した1999ヴィンテージ(蒸留)のグレンギリー。

サントリー傘下にあるスコッチ蒸溜所「グレンギリー」と、同じく傘下のフランスはボルドーのグランクリュ第3級として格付けされる「シャトーラグランジュ」のコラボボトル!

フランスはボルドーのメドック地区に位置するシャトー ラグランジュ。その歴史は古く、17世紀初頭には、すでに王室砲兵隊輜重隊長のジャン・ド・ヴィヴィアンの所有だったことが古文書に記されています。「ラ・グランジュ」というのは「自立した小さな集落」の意味で、17世紀のワイン地図に、すでにその名が登場。19世紀には、ルイ・フィリップ朝で内務大臣などを歴任したデュシャテル伯爵が所有者となり、当時のボルドーでも指折りの規模の醸造設備が整えられました。

「シャトーもの」と呼ばれるワインの品質基準に見合うブドウは、樹齢が20年以上の樹から収穫すること。サントリーが経営参画した1983年以降に、新たに植えた苗木が21世紀に入ってラグランジュの主力となり、「復活」に続く次の段階「創造のステージ」へとさらなる品質向上を目指しています。グレンギリー蒸溜所のニューポッド(蒸留液)とラグランジュの良質なワイン樽のマッチングは、いわばサントリーだから巡り合わせることのできた夢の共演モデルですね!


GLEN GARIOCH

WINE CASK MATURED 1999-2018

 苺のショートケーキ、金柑の甘露煮、葡萄の皮、蜂蜜オレンジ、ダークチェリー、ベリー系紅茶、香木

 スパイシーでウッディネスな味わいが複雑に広がる大人のビターテイストに驚く!おお!これ好きかも。中盤からクリーミーなモルトとタンニンが心地よく重なり、奥にワイン樽のみずみずしくも豊かなフルーツが漂います。温かみのあるスパイスの余韻が喉、胸でじんわり長く続きます。素晴らしい味わいです!

香りから連想する甘口の印象をこのボトルは見事にいい意味で裏切ります。ツンデレならぬデレツン感がたまらなくいいですね!グレンギリーの香ばしくコクのある風味と自然な甘味、ワインカスクのフレッシュな酸味・旨味の見事な共演を楽しめる一本ではないでしょうか。飲み干したグラスの香りもいい。ロックまたはハイボールでも美味しく飲めるシングルモルトです!

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