厚岸蒸留所 ニューボーン第4弾

厚岸蒸留所は2016年北海道厚岸郡厚岸町に誕生したクラフトディスティラリー。

創業者でありオーナーである樋田恵一氏は若い時からウイスキーの奥深さに魅せられ、特にアイラモルトに心惹かれていました。「日本のアイラモルト」を実現するため樋田氏が厚岸を製造拠点に選んだのは、アイラの様に独自の風土を厚岸は持ちウイスキー造りに適した環境だったから。

国内の2か所の蒸留所から原酒を買い取り熟成実験をし、厚岸ならではの香り・味わいに確信を得たのは2013年のことだった。蒸留所建設には湿原地帯のため杭を打つことができず、発泡スチロールを敷き詰めて地盤を調整する「コロンブス工法」という技術が採用された。ポットスチルはスコットランドの老舗スチルメーカーであるフォーサイス社製で、2016年に来日したスタッフによって製造設備が設置されました。

大自然に恵まれた厚岸町は海藻を含むピート・植物を含むピート・自家製ピートなども製造可能な土地であり、独自のピートフレーバーを付加できることや、寒暖の差が激しく夏は20度超え、冬は-20度を下回ることで、厚岸の空気をたっぷり吸いこんだここにしかない熟成が期待できるという。


今回で最後となるニューボーン第四弾は「ブレンデッド」。原酒配合は厚岸蒸留所で蒸留・熟成したモルトが6割、スコットランド産のニューポッド(樽熟成前の蒸留液)を厚岸蒸留所で樽詰めし熟成させたグレーン4割となっている。

厚岸2019 ニューボーン第四弾 モルト&グレーン

6割のモルト原酒の約5%に北海道産の大麦麦芽(りょうふう)を使用し、モルトの半分以上はシェリー樽熟成原酒となっている。200mlでボトリングされた小さな赤い瓶に厚岸2019NEW BORNと書かれています。度数は48%

 麦わら

 生暖かい湿った土、メンソール、マッシュ、バニラクリーム、柑橘系、ベリー系、泥炭、コンクリート

 パチパチとはじけるようなスパイス伴ったニューポットのテクスチャがあり、後からゆっくりとフルーティーな味わいに変化していきます。グレーン特有の雑味と重なってややスモーキーなフレーバーもあり、チーズやヨーグルトの様な酸味を伴った乳製品感が仄かにっ全体を包み余韻となって続きます。熟成感はあまりなくこういったボトルならではの荒々しさが終始ありますが、奥にモルティでクリーミーなニュアンスも潜んでいます。

 美味しく飲めましたが率直にまだ何とも言えない感じ、香りや味わいについてまだコメントする内容が十分に育っていないように感じていました。しかし開封後3日程でフルーツフレイバーが少し強くなり、まろやかに美味しくまとまっていました。特に厚岸ならではの風味というのがまだよくわかっていませんが、こういった変化もウイスキーの面白いところです。またニューボーンシリーズのように未完成の状態でリリースされる試飲ボトルはレアボトルとしてネットなどで倍以上の価値が付くこともあるようです。厚岸はオープンから3年が経ち、本命のファーストモルトはリリースされるのでしょうか?気になるところ。日本のピートフリークたちに喜ばれるモルトシリーズをよろしくお願いしますw。

厚岸町(あっけしちょう)は北海道の南東部に位置し、江戸時代から東北海道の拠点として発展してきた歴史を持つ町です。また、厚岸は道内有数の牡蠣の水揚げ量を誇る「牡蠣のまち」であり、古くから牡蠣の産地として知られています。アイヌ語で 「アッケケシ(かきのあるところ)」が現在の地名になったという説もあるほど昔から牡蠣に縁があるまちでもあります。 さらに、昭和30年には厚岸道立自然公園の指定を受け、平成5年には厚岸湖・別寒辺牛川湿原がラムサール条約に登録されるなど、豊かな自然環境に恵まれており、これらの豊富な地域資源を生かし、様々な特産品を生産しています。

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