ウッドフォードリザーブ・ライ WOODFORD RISERVE

 

WOODFORD RISERVE RYE 45.2%

WOODFORD RESERVE RYE 45.2% 750ml

 アンバー

 溶剤、セメダイン、乾いた木材、濃く出した紅茶

 控えめな甘さの中にじんわりと温かく広がるスパイスが重なり、最後に苦味が残る。ライ麦由来のスパイスとドライな味わいが多くの割合を占め、野生的ともいえる雑味のようなテクスチャーが癖になる。バーボンバレル特有のバニラ系は弱く、紅茶を思わせる甘やかな風味が奥に潜んでいます。さっぱりとしていてタンニンのグリップ感が後に残り、そのせいか2杯3杯と飲み飽きない。

マッシュビル(配合比)は、ライ麦53%、モルト14%、コーン33%で仕込まれる。スコットランドのフォーサイス社製の銅製ポットスチルで3回蒸留の後に樽詰め、そして石灰岩のブロックで建てられた貯蔵庫でゆっくりと均一の熟成がかけられます。3回蒸留によって当然アルコール度数は高くなりますが、3回蒸留後のアルコール度数は155プルーフ(77.5%)と低く設定されており、それをさらに110プルーフ(55%)まで加水して樽に詰められています。一定期間樽熟成がかけられた中から出来の良いものだけを選りすぐりボトリングする、スモールバッチ(少量生産)のリリースとなっています。

ケンタッキー最古といわれるウッドフォードリザーブ蒸留所のオープンは1812年と古く、現在はアーリータイムズなどで知られるブラウンフォーマン社の所有となっています。ブラウンフォーマン社といえば昨年ビリーウォーカー氏率いるベンリアック蒸留所とその傘下にあるグレンドロナック・グレングラッサの計3蒸留所を買収し話題になりました。これによって現在世界4ヶ国のウイスキー蒸留所を所有する企業に成長しています。

ウッドフォードリザーブ蒸留所は「ポットスチルで3回蒸留」する独自のスタイルを持つバーボンとして知られており、その他大麦を主体としたモルトタイプや、異なるチャーリングを施した樽を用いて熟成させるダブルオークドなど、多くの定番商品をもつ高級バーボンメーカーです。珍しいのは、糸杉(フロリダ産)で作製されたウォッシュバック(発酵槽)を採用していることです(フルーティーで香り高いモロミが得られる利点を持っている)。そしてこの蒸留所の特徴として「3基の銅製ポットスチルで行う3回蒸留」は、クリアで香り高い酒質のウッドフォードリザーブを語るに必要不可欠なコマーシャルトークにもなっています。

その他、アメリカクラシック三冠の第1冠として、ケンタッキー州ルイビルにあるチャーチルダウンズ競馬場で行われる「ケンタッキーダービー(例年5月最初の土曜日に行われる)」のオフィシャルバーボンとしても知られ、ウッドフォードリザーブで作るミントジュレップは飛ぶように売れるとか。モルトタイプやダブルオークドなど他のリリースもぜひ飲んでみたい。

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