オクトモア08.1 OCTOMORE

 

OCTOMORE

ブルックラディ蒸溜所のシングルモルト3種。

  1. BRUICHRADDICH(ブルックラディ)ノンピーテッドタイプ。
  2. PORTCHARLOTTE(ポートシャーロット)へビリーピーテッドタイプ。
  3. OCTOMORE (オクトモア) スーパーへビリーピーテッドタイプ。

同じ設備から3種類のシングルモルトブランドを生産している。「オクトモア」というブランド名は他の2ブランドと同じく地名に由来します。ブルックラディ村から海岸線を2kmほど南下した場所にあるポーロシャーロット村、オクトモアはそのほぼ中間に位置する農場の名前で、ゲール語で「偉大なる8番手」を意味しています。今までの常識では在り得なかった、通常の何倍ものフェノール値をもつオクトモアは世界でもっともピートが強いとされるシングルモルトウイスキーです。

 


BURICHLADDICH OCTOMORE

MASTERCLASS_08.1  8YEARS(167PPM 59.3%)

2008年からリリースされているオクトモアの熟成年数は、ほとんどが5年。それはフェノールの表現が最も華やかなタイミングであるという理由に基づいている。(今回紹介するOCTOMORE MASTERCLASS_08.1は8年熟成。)

オクトモアのエディションナンバーについては、2008年の01から限定リリースされ現在で09(2019)となる。小数点以下の番号は次の通り

  • X.1」バーボン樽熟成。(MASTERCLASS_08.1)
  • 「X.2」バーボン樽熟成とワイン樽熟成の原酒をブレンド。
  • 「X.3」オクトモア農場産の大麦を使用。(熟成・バーボン樽&ワイン樽)
  • 「X.4」ヴァージンオーク(新樽)熟成。

テロワールを重んじ、徹底して原産地を追及したブルックラディのウイスキーは、100%スコットランド産の大麦を原料に作られる。また、アイラ島大手の中では唯一全てのウイスキーをアイラ島内で熟成し、ノンチル、着色料無添加でボトリング、樽構成などのレシピも詳細にオープンにしているところなど信頼性の高さがうかがえるモルトメーカーである。上記の「X.3」はオクトモア農場産の大麦を使用したアイラバーレイタイプで「オクトモア中のオクトモア」とも呼べる一本となっている。

BURICHLADDICH OCTOMORE08.3 アイラバーレイ 61.2° 700ml

MASTERCLASS_08.1はファーストフィル・バーボンバレル100%熟成。樽構成はバッファロートレース、ジムビーム、フォアローゼズ、ヘブンヒル、ジャックダニエルの樽を全期間使用した原酒をヴァッティングしている。原料はインヴァネスの半径約48㎞で収穫されたスコットランド産大麦を100%使用。2007年に収穫した大麦を2008年に蒸留した8年熟成ボトルです。

 麦わらイエロー。

 バーベキュー、薬品、微かにブルーチーズやヨーグルトの様な乳脂肪、タール、オーク樽由来のウッディネス、仄かに苺。

 まろやかな口当たり、バターのようなオイリーさとモルティーな甘味、収斂性のある渋み、強いピートと濃厚で複雑なボディ、8年以上の熟成感、余韻は長くしっかりとしたピートが残る。度数・フェノール値と共に高く、非常にパワフルなボトルといった印象はありますが、ブルイックラディらしいモルティさと樽香がスモーキーな味わいの奥にしっかりと存在しトータルバランスの取れた味わいがあります。アイラファンの方であればオクトモアは、一度は飲んでおく一本ではないでしょうか。

 

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