モートラック12年と13年SR2021

オフィシャルフラッグシップ12年と13年ディアジオ・スペシャルリリース2021

MORTLACH 12YEARS.

蒸溜所/モートラック(スペイサイド)
創業年/1823
所有者/ディアジオ社
樽/ヨーロピアンオーク、アメリカンオーク
熟成年数/12年
度数/43.4%
備考/ジョニ黒の構成原酒

香味/ドライフルーツ、トフィー、ナッツ、レザーのアロマ。非常に柔らかな口当たり、ミックスフルーツにクリーム、ナッツ、はちみつのバランスの取れた味わい。そして微かな硫黄、タール、タバコなどのオイリーなフレイバーがベースに潜む。密度のある酒質にリッチな味わいが特徴です。

モートラックは”ダフタウンの野獣”の異名を持つ「2.81回蒸留法」を採用する唯一の蒸溜所。
モートラックは先代ジョン・コーウィー氏時代から120年以上この蒸留法を採用してきました。3基の初留釜、3基の再留釜を使ってスペイサイドらしいフルーティーで華やかなニューポットと、複雑な2.81回蒸留法を組み合わせたオイリーなニューポットを得ています。これらを混合することで他にはないモートラックらしさが生まれています。

飲み方はストレートでじっくりがいいと思います。少量の加水もいいと思います。


MORTLACH 13YEARS. Special release 2021

蒸溜所/モートラック
所有者/ディアジオ社
樽/バージン&リフィルアメリカンオーク
熟成年数/13年
蒸溜・瓶詰/2007・2021
度数/55.9%
備考/ディアジオ社が所有する稼働中の蒸留所や閉鎖された蒸留所の希少な原酒を年に一度、数量限定でリリースする特別なシリーズ。全てカスクストレングスでボトリングされます。北欧神話に登場する狼の姿をした巨大な怪物フェンリルがラベルに描かれています。

香味/イチジク、アプリコット、シリアルなどのアロマ。口に含むとクリーミーなバニラとキャラメルに新鮮なフルーツ、ジンジャーとオークのスパイス。中盤からオイリーさとわずかな硫黄があり、土っぽさも少し感じる。ハイプルーフだがパワフル過ぎずまとまりがあってフィニッシュに説得力がある。

モートラックうまいですね♡ 12年物とは熟成樽に違いがあるので、また別ものといった感じはありますが、そこを踏まえて飲み比べてみると面白いんじゃないでしょうか。
比較的スッキリとシャープな印象ですがちゃんと奥にモートラックらしさを見つけることが出来るし、カスクストレングスの豊かなコンテンツを味わうために加水やオンザロックなど、自分好みにチューニングするのもおすすめです。

以前から気になっていたスペシャルリリース。非常に多面的なシングモルトだと思います。

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