グレンリベット21年 ザ・サンプルルーム

異なる3種の樽でフィニッシュした複雑さと魅惑的なフルーツフレイバー

THE GLENLIVET

THE SAMPLE ROOM 21years 43%

バーボンバレルとシェリーカスクでメイン熟成を行った後、フィニッシュに使用された1stフィルオロロソシェリー、トロンセオークコニャック、コルヘイタポートの3種の樽。


度数/43%
香味/糖蜜、チェリー、ドライフルーツ、アプリコットの香り。豊かなシェリーのフレーバー、砂糖漬けのナッツ、ジンジャースパイス、滑らかで豊かなダークフルーツの余韻が長く続く。度数も控えめで口当たりも滑らか。繊細だけど中盤から独特なスパイスが現れ複雑な味わいへと変化する。余韻も長め。もう少し度数が欲しいような気もするが、上品にまとまっているのは確か。

フィニッシュに使用した樽のうちトロンセオークとコルヘイタポートについての詳細

トロンセオーク(Troncais/フランス) ー トロンセとはフランス南部アリエ県の北にある地域のこと。そこで成長したオークで作る高品質な樽がトロンセオーク樽です。非常に堅牢で耐久性も高く、木の成分の溶出と酸化による熟成がゆっくりと進む樹齢200~300年の木材を使用するのが特徴です。希少な樽であり赤・白ワインの熟成では、瑞々しく力強い味わいがあり香りも極めてエレガントで個性豊か。今回のザ・サンプルルームにはこのトロンセオークでコニャックを熟成した空き樽が用いられています。

コルヘイタポート(Colheita/ポルトガル) ー コルヘイタとは、同じ年に収穫したぶどうのみ(シングルビンテージ)を使用し、7年以上熟成した酒精強化ワインのこと。よってコルヘイタと表記するには、協会に申請を出して7年以上の条件を満たしたうえで、さらに認定を得なければならないポートワインの最高級品。それを前提にコルヘイタポート樽とは、ポルトガル北部のドウロ地域で栽培されたぶどうから作るポートワイン(酒精強化ワイン)を7年以上貯蔵した樽のことを指す。

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