クレイゲラキ 13年

「3分の1が天才、3分の1が誇大妄想狂、3分の1が変人」ホワイトホースで知られるピーター・マッキーが残した蒸溜所。

CRAIGELLACHIE 13YEARS

蒸溜所/クレイゲラキ
オーナー/バカルディ社
樽/リフィル アメリカンオークカスク
年数・度数/13年・46%
備考/ボトリングNo.04-6137。ホワイトホースの構成原酒であったが、1998年のバカルディ社の買収後、デュワーズの原酒となっている。

香味/洋梨、青リンゴ、干し草、硫黄。口に含むと複雑で豊かなテクスチャ、甘さとスパイスそして軽いオフフレーバーのクセが46度設定で三位一体となって完璧に表現されている。古典的なスペイサイドモルトのアロマからギャップのあるフレイバーが魅力の一本。


ワームタブという伝統的な冷却装置にオイルヒーティングの独特な風味。クレイゲラキのもつ重厚な華やかさは、飲んでやっぱ美味いなといつも感心させられます。昨今のウイスキー高騰を踏まえ、コスパ的にもこういったボトルは、ありそうでない貴重なボトルだと思います。

ピーター・マッキー(当時23歳)がラガヴーリンのオーナだった伯父のもとで修業を始めたのが1878年。その後、独立しブレンデッドウイスキー・ホワイトホースを世に送り出し大成功する。ウイスキー原酒の確保のためクレイゲラキやヘーゼルバーンなど多くの蒸溜所のオーナーも務めたがマッキーの死後、「マッキー&カンパニー社」は1926年 現在のディアジオ社が買収。その後クレイゲラキ蒸溜所はバカルディ社へとさらに買収されて現在に至る。(竹鶴政孝がスコッチウイスキー修業のため訪れたへーゼルバーンはピーター氏がオーナーの時)

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