コーバル バーボン

KOVALの創業者はオーストリア出身、そのためかどうかは分からないが、ここのウイスキーは“コーシャウイスキー”に認定されているとか。「コーシャ」とはイスラム教徒のハラールフードのように、ユダヤ教徒が食べてもよいとされる「清浄な食品」のこと。ユダヤ教の聖典には食べてもよい食品、食べてはいけない食品が記されており、敬虔なユダヤ教徒は、5000年前の昔からその規律を厳格に守って生活しているとか。つまりユダヤ教徒も飲むことができるウイスキーなのです。イスラエルにもコーシャ専用のクラフト蒸留所が誕生したという話もあるようで、宗教的安全性の観点は新たなトレンドとなるかもしれません。今ウイスキーはますます多様化し世界に浸透しています。

コーバルのオフィシャルラインナップのひとつ「バーボン」は主原料のトウモロコシを51%以上使用し、その他通常のライ麦や小麦などは使用せずイネ科の一年草で穀物の一種、日本では五穀のひとつとされる「キビ」を使用した珍しいバーボンウイスキーです。コーバルは全てオーガニックの原料を使用し最新のハイブリットスチルによって安定した蒸留を行っています。ボトリングは全てシングルバレルからというのも大きな特徴です。

https://scotch-malt.co.jp/koval


KOVAL BOURBON 47%

トウモロコシとキビで造られたコーバル・バーボン

 アンバー

 バターポップコーン、オークのウッディネス、セメダイン、桃、微かにメンソール

 じんわりと広がるスパイスとワクシーなテクスチャ、タンニンの心地よいグリップと優しい渋味を伴った紅茶を思わせる味わい、マンゴーやバニラ、コーン由来の甘やかなシリアルフレイバーと清々しい樽香が残り余韻となる。

感 焦げた樽のチャコール感とマンゴ―を思わせフルーツの風味、キビ由来と思われる柔らかいバニラのニュアンスは、今まで味わったバーボンとは一味違うフレッシュでクリアな味わいがありました。クローブやペッパー系のスパイスは心地よい余韻となり、華やかで温かみのある香り高いバーボンです。コーバルは創業してまだ数年の蒸留ですが、やりたいことがはっきりとしている印象を受けます。いろいろと試行錯誤を重ね自分たちのハウススタイルを築いていくタイプではなく、シンプルで異端的とも言えばいいのか、ブレない明確さをもったオフィシャルボトルたちはどれも興味をそそります。全てシングルバレルでのボトリングは贅沢な味わいが楽しめ、今注目されるアメリカンウイスキーだということが分かる気がします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です