ベンリアック スモークシーズン

新生ベンリアックからリリースされたスモールバッチタイプのシングルモルト。

ベンリアックからキュリオシタスの後継ボトルともいえるパワフルな一本が登場!

多彩なスピリッツを駆使する実験精神たっぷりのベンリアック蒸溜所ですが、スペイサイドモルトとしては珍しく今でも年に4週間だけヘビリーピーテッド麦芽の仕込みを行っているそうです。こうしたスケジュールが組み込まれた理由として、元はシーバスリーガル用のブレンド原酒が必要だったことにはじまっているとか。

伝説のウイスキープロデューサー・ビリーウォーカーからレイチェルバリー(ブラウンフォーマン社マスターブレンダー)へ。新オーナーは多彩なストックを持つベンリアックの魅力をどうやって表現するのかこれからが非常に楽しみです!

リニューアルされたコアレンジは7本のようですが、今回入荷したスモークシーズンはこの他のスモールバッチタイプ2本のうちのひとつ。バーボン樽・バージンオーク樽の二つが熟成に使用されたヘビリーピーテッドのNASタイプとなっています。


BENRIACH

SMOKE SEASON 52.8%(NAS)

フルーツサンド、グミ、キャラメル、ハーブ、香木などの心地よいアロマ。口に含むとまろやかでスパイシーなオークのニュアンスが濃厚に広がり、スモーキーなシナモンフレイバーが鼻に抜ける。複雑さと芳醇さがバランスよく奥行きのある味わいとなっていて、ほろ苦いカカオのような麦芽風味とピートスモークが長い余韻となって続きます。これ僕の好きな味!

フルーティーでスモーキー、濃厚な樽の風味がたまらない!一口飲んですぐに納得、素晴らしい一本だと思います。年数表記のないNASボトルですが熟成感もちゃんとありキュリオシタスよりはやや甘口に仕上がっている印象。ストレートで試飲しましたが52.8%という加水バランスがパワフルだけど疲れない、僕としては丁度いいなとそう思わせる飲み心地でした。レイチェル・バリーの選定眼とブレンド能力にこれから期待したいです!

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