ヘーゼルバーン 13年 オロロソシェリーカスク -HAZELBURN13-

キンタイア半島先端の町

スコットランド・アーガイル地方のキンタイア半島先端の町「キャンベルタウン」で 生産される へーゼルバーン という名のシングルモルトがあります。

ヘーゼルバーン蒸留所 は竹鶴政孝ことマッサンが1920年スコッチウイスキー修業の際に大変お世話になった蒸留所として有名な蒸留所。実のとこ同蒸留所は1925年に閉鎖されほとんどの建物は現在取り壊されていますが、1997年に蒸留所の名前を冠して、同じキャンベルタウンにある「スプリングバンク蒸留所」で復活、生産されています。

スプリングバンク蒸留所は現在3種類のシングルモルトを生産しています。スプリングバンク・ロングロウ・ヘーゼルバーン がそうです。

今では数少ない伝統のフロアモルティングを自社で全て行っているプリングバンク社のウイスキーは、モルトの香水とも謳われ大変人気があります。フロアモルティングを職人の手によって行うことで発芽に多少のムラが生じ、これによって複雑で香り高いモルトが生まれると言われています。この麦芽を原料に2.5回蒸留の「スプリングバンク」、ピーテッドモルトを使用した「ロングロウ」などそれぞれ異なる製法で造られており、この「ヘーゼルバーン」はノンピート麦芽を使用し3回蒸留によってつくられるのが特徴です。

今回ご紹介する「 ヘーゼルバーン 13年」はオロロソシェリーのファーストフィル(新樽熟成後の樽)とリフィル(熱処理再生後の樽)を使用し13年熟成された原酒をボトリングした贅沢な一本。今回は2004年蒸留で2018年にボトリングされたものを購入しました。

HAZELBURN 13YEAR 47.4% OLOROSO CASK MATURED

世界9000本の限定品で日本へは600本の入荷のようです。樽の構成はオロロソシェリーカスクのみの13年熟成となっています。ヘーゼルバーン は3回蒸留なので現行品の10年であれば色は薄めのゴールド色といったとこでしたが、今回の13年物は赤味を帯びた深い琥珀色をしています。これはオロロソシェリーカスクの恩恵をたっぷりと受けた証拠。

香りはどっしりとした完熟フルーツのような香りが立ち上がり、ビターチョコレート、ベリー系のジャム、干しぶどうのようなオロロソの深みある樽香があります。シェリー樽にたまに見られる不快感もなくとてもいい香りです。

味わいは口に含むと塩キャラメルのような甘さが広がり、スパイシーです。オロロソシェリー熟成の味わいがすっきりとしたヘーゼルバーンの酒質に上手く溶け出ているように思います。さらにカカオのような苦味と諸島系にみられる程よい塩味があり味わいをより一層引き立てています。最初に飲んだ時に「お!うまっ」とおもわず声がでてしまいました。限定商品なので早めにもう一本買っておこうと思います。

 

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