フェッターケアン 9年 ‐マデイラフィニッシュ- FETTERCAIRN

 

フェッターケアン

グランピアン山脈の一部であるケアンゴルム産地の湧水をマザーウォーターとする東ハイランドの歴史ある蒸留所。フェッターケアンはスコットランド第3の都市”アバディーン”から南西に40キロメートルほど下ったところにある蒸留所と同名の村です。

‘‘Fettercairn‘‘はゲール語の‘‘Fothair Chardainn‘‘からで‘‘Chardainn‘‘は「森」を意味するピクト語‘‘Fothair‘‘は「斜面」の意で、‘‘Fettercairn‘‘は「斜面上の森」と解釈されます。

フェッターケアン蒸留所の歴史は古く、政府の認可を受けたのは新税制が導入された翌年の1824年のこと、それはザ・グレンリヴェットに次いで2番目の早さでした。(ザ・グレンリベットは日本でもかなり有名ですが、フェッターケアンはあまり知られていないように感じます。)同蒸留所は現在ホワイト&マッカイ社が所有者であり、フェッターケアンの原酒は北ハイランドのダルモアとともに、ブレンデッドウイスキー「ホワイト&マッカイ」のキーモルトとしても使われています。

フェッターケアンはナッツのような風味と麦芽の甘い香りが特徴でトラディショナル&正統派なモルトとして知られ、一見素朴ですが内に秘めるキャラクターは味わい深いものをもっているように思います。今回購入したものは2018年4月にインデペンデント・ボトラーからリリースされた「シンボルズ・オブ・スコットランド」シリーズのフェッターケアン9年・マデイラカスクフィニッシュです。

 

FETTERCAIRN 9YEAR (2008‐2017)

MADEIRA FINISH 700ml 54%「THE SYMBOLS of SCOTLAMD」

The vintage malt whisky co  (Independent Bottlers)

Bottled by The vintage malt whisky co.

色から想像するにマデイラカスクの後熟前は、バーボン樽によって熟成されたものでしょうか?このシンボルズ・オブ・スコットランドシリーズは酒が持つ本来の味と、地域の個性を求めることがコンセプトであり、樽熟成と原酒の持つ個性をバランスよく表現するため熟成期間はあえて短めに設定されているようです。長期の樽熟成によって生み出されるウイスキーは、芳醇で柔らかな口当たりを持っていますが、10年前後のものと比べると、どこか原酒のインパクト・パンチに欠けるというのは確かにあると思うので、どんなものか楽しみです。

色はゴールドよりのコッパー

香りは蜂蜜にレーズン、アプリコットティーと仄かなピート、フルーツシロップのような甘い香りにナッツ、ウッディーがあります。

味わいはシュガーナッツのような甘みがスパイスと共に訪れ、ドライフルーツ・モルトの旨味そして樽香が心地良く続く。度数が高く少しの加水によってカスタードクリームのようなアロマも楽しめました。

The Vintage Malt Whisky社はブライアン・クルックという人物によって1992年にグラスゴーのバーデンで創業し、「ザ・クーパーズチョイス」に「フィンラガン」や「アイリーク」をリリースするインデペンデント・ボトラーとして有名です。2016年にはウイスキーマガジン社による独立ボトラーチャレンジでゴールドメダル‘‘Lowland independent Bottler of the year 2016‘‘を受賞しています。

 

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