クラガンモア12年 CRAGGANMORE

クラガンモア Estd1869

スペイサイドモルトの特長がよく表現されている、華やかで繊細な味わいのシングルモルト”クラガンモア”はグレンファークラス、マッカラン、グレンリベットで経験を積んだ蒸留家のジョン・スミス氏が建てた蒸留所である。特筆すべきポイントはクラガンモアは彼の設計した上部が平たい独特の形状をしたポットスチルを使用していることだ。その珍しい形状により大きな還流が生まれ、独自のニューポッドをつくり出しています。

「突き出た大岩の丘」という意味のクラガンモア蒸留所はスペイサイド地域南西部の、グレンファークラスとトーモアを結ぶ幹線道路沿いにある”バリンダロッホ”に所在する。森と丘陵に囲まれた農地に佇むクラガンモアは多くの愛好家を持つ人気蒸留所であり、シングルモルトの他にオールドパーのキーモルトとしても使用されています。日本では遡ること1873年(明治6年)に岩倉具視の欧米使節団により持ち帰られたブレンデッドウイスキー「オールドパー」は明治天皇に献上されたり、政治家の吉田茂や田中角栄が愛飲したことでも知られている。四角いボトルの表面には17世紀の陶製ボトルをイメージしたクラックル・パターンというひび割れ模様がデザインされているのが特徴で、日本で最初に紹介されたブレンデッドスコッチウイスキーでもあります。

 

CRAGGANMORE 12YEARS 40%

SPEYSIDE

 コッパーよりのゴールド

香り 蜂蜜、オレンジティーのようなスッキリと甘い香りに微かなピート感じます。これといった主張はあまり強くはないように感じましたが全体的にバランスの取れた、まるで花のような清々しいアロマが心地よいです。

味わい みずみずしくなめらかな口当たり、蜂蜜レモン、洋ナシやリンゴに似た味わい、そしてナッツを思わせるフレイバーと柔らかなコクがあります。柑橘系のほろ苦さと程よいスパイスがフィニッシュにかけて現れ、微かにスモーキー。

このクラガンモア12年は蒸留所の所有者である”ディアジオ社”の「クラシック・モルト・シリーズ」のひとつに選ばれています。クラシック・モルト・シリーズとは、ディアジオ社が所有する数ある蒸溜所の中で、各地域の特徴を代表する銘柄を選出したシリーズです。北ハイランドのダルウィニー、西ハイランドのオーバン、スペイサイドのクラガンモア、ローランドのグレンキンチー、アイランズのタリスカー、アイラのラガヴーリンの6つの銘柄があります。

クラガンモア12年は飲み口が非常に柔らかく清々しい軽いテイストなのでデイリードラムとしては間違いない一本だと思います。

 

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