ベンリアック10年 BENRIACH

 

ベンリアック Estd1898

2004年からこの蒸留所のオーナーである”ビリー・ウォーカー氏”は同蒸留所のマルチビンテージを巧みにブレンドし、魅力ある数種類のベンリアックをリリースしてきました。2008年に”グレンドロナック蒸溜所”、2013年には”グレングラッサ蒸溜所”を傘下に収め、計3軒の蒸留所をもつベンリアック・ファミリーに成長します。ベンリアックはスペイサイドモルトにはない3回蒸留やピーテッドモルトを使用したもの、30種を超える様々な樽での熟成など、挑戦的なシングルモルトづくりを行ってきた蒸留所。2015年には英国パラグラフ・パブリッシング社が毎年開催する世界的なコンテストであるアイコンズ・オブ・ウイスキー(IOW)でベンリアックは”世界のウイスキー業界に著しい貢献を果たした蒸溜所”として「ウイスキーディスティラー・オブ・ザ・イヤー」を受賞。その後、2016年にビリー・ウォーカー氏は、アメリカ最大のワイン&スピリッツビジネス会社である”ブラウン・フォーマン社”にベンリアックビジネスを売却し、その資金をもとにグレンアラヒー蒸留所を買収したことは記憶に新しい出来事です。新たなオーナーを迎えたベンリアック(グレンドロナック・グレングラッサ)とグレンアラヒー、これからどのようなボトルがリリースされるのか非常に楽しみですw

今回はずっ-と飲んでなかった一本であるベンリアック10年を飲んでみたいと思います。

 

BENRIACH 10YEARS 43%

speyside

イギリスで開催される酒類の品質を競う競技会のひとつインターナショナル ・ワイン & スピリット コンペティション(IWSC)で2015、2016,2017と銀賞に輝いたベンリアック10年。蒸留所定番のフラッグシップでノンピートタイプ、樽構成はバーボンとシェリーの原酒に加え、アメリカンオークとフレンチオークの新樽原酒もマリッジさせているようです。

 明るい琥珀

 青リンゴ、桃、レモン、カスタードクリーム、オークのウッディネス

 口当たりは柔らかくみずみずしい、アニス、レモンのような爽やかな味わい、紅茶、柔らかなスパイス、トーストしたパンのような香ばしいフレイバーが感じられます。典型的なスペイサイドの魅力を凝縮したウイスキーだと思います。甘過ぎずさっぱりとした味わいなのでデイリードラムにも向きそうです。

 

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