Sakurao B&D シングルモルト第2段

広島県廿日市市にある桜尾蒸留所から、桜尾・戸河内のシングルモルト計3本がリリース!

SAKURAO B&D

シングルモルト桜尾・戸河内(第二弾)

株式会社サクラオB&D(旧中国醸造株式会社)シングルモルトジャパニーズウイスキー第二段!

サクラオ蒸留所設立(2017)より4年半の月日を経て「桜尾」「戸河内」3種同時のリリースです^ ^ それぞれのボトル紹介よりも先にここでは日本洋酒酒造組合が2021年2月に発表した”ジャパニーズウイスキーの定義”をおさらいしてみたいと思います。

日本のウイスキー100年の歴史にとってこれは画期的な出来事!今までジャパニーズウイスキーにはスコッチのような製法・表示の明確な定義がなく、そのため日本産ではないジャパニーズウイスキーが横行している現状がありました。

その問題点は
①原産国の規定がない
②熟成させていなくてもウイスキー
③ウイスキー以外の醸造アルコールを90%まで混ぜることができる

かなり曖昧な定義であり、急成長する日本のウイスキーへの信頼を脅かすリスクをはらんでいました。

しかしこれからは”ジャパニーズウイスキー”を名乗るための主な要件として
①原材料は麦芽を必ず使用し、日本国内で採取された水を使用すること。
②国内の蒸留所で糖化・発酵・蒸留すること。
③原酒を700リットル以下の木樽に詰め、日本国内で3年以上貯蔵すること。
④日本国内で瓶詰めすること。

これが「ジャパニーズウイスキー」と表示するために求められる製造上の新定義です。

その他日本を想起させる人名や地名、名勝地、山岳や河川の名前もジャパニーズウイスキー以外のウイスキーに使用することを認めないとしています。みなさんも国産のウイスキーを購入する際にこのジャパニーズウイスキー表記の有無をぜひ確かめてみて下さい^ ^

表記が無いからと言って「劣る」という判断は間違いです。あくまで上記の基準を満たしてはいないウイスキーということ。そこを理解して楽しめたらあなたは上級者です!海外ウイスキーを輸入し日本で調合したものをジャパニーズと名乗れた時代は終わりました。しかるべき線引きがなされた事はジャパニーズウイスキーの未来にとって有益な事だと思います!

興味のある方はhttps://jwic.jpでさらに深掘ってみてください!

今回の3本についてのレビューは次の投稿で紹介しています。

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