グレンエルギン2006 14年 インフリークエント・フライヤー

久しぶりのアリスターウォーカーボトル。

最近よくテレビでアフガニスタンのニュースをやっている。どうやらアメリカ軍が20年の駐留を終え撤退するらしい。いよいよという時にカブール空港が自爆テロにより死傷者を出し混乱している。そんな最中の映像を見たのが始まりだった。そもそもタリバンとアフガン戦士そしてアメリカ軍、遡ればソ連軍、代理戦争といわれる長く血なまぐさい戦争について知らないことだらけ、ネットにある情報をかき集めていくうちある一人の日本人に出会った。それはパキスタンとアフガンで長年医療支援をしてきた中村哲という医者だった。みなさんもご存知だと思うが、2020年の暮れに反政府ゲリラの凶弾に倒れもうこの世にはいない人だ。ニュースで見ただけでは決して伝わることのないパキスタン、アフガンで生きる人々のこと。井戸掘りやマルワリード水路建設などで60万人の命を救ったドクター中村の偉業をこの度知るきっかけになるのであった。「一隅を照らす」は彼の生き方を表す言葉。延々とここに綴る気はないので割愛するが、日本人としてのアイデンティティを目覚めさせるような彼の言葉の数々に心を打たれました。争うことの有害無益さをつくづく考えさせられ、平和の種はこうやって蒔くのだということを教えてくれる人だ。

https://specials.nishinippon.co.jp/tetsu_nakamura/

アリスター・ウォーカー・ウイスキー・カンパニーは2018年に創業したインディペンデントボトラーです。創業者であるアリスター・ウォーカーは、シングルモルト界の伝説的プロデューサー、グレンアラヒー蒸溜所のビリー・ウォーカーの息子で、長きに渡りベンリアック蒸溜所で経験を積んだ実力派。僕は2019年に登場したインフリークエント・フライヤーズ・シリ―ズでこのボトラーズを知り、ベンリアックやグレングラッサ・グレンドロナックのファンだったこともあり迷わず購入しました。どのボトルも完成度が高くコスパも良い優良ボトラーズだと思うので、今回購入したグレンエルギンも非常に楽しみです。


INFREQUENT FRYERS

GLEN ELGIN 2006 14YEARS

グレンエルギン2006 ソーテルヌフィニッシュは、ホグスヘッドサイズ(250ℓ)のソーテルヌ樽で約12ヵ月追加熟成した14年熟成。シングルカスク・カスクストレングス。ラベルに記載されいるカスクナンバーは6139、ボトリング数は261本です。

感想 蜂蜜、レモンパイ、フルーツグミ、葡萄の枝、バニラ、コンクリート、粘土、木材などのアロマ。程よいフルーツの酸味と、きめ細かなンジャースパイス、滑らかな蜂蜜のような甘さが口いっぱいに広がります。滑らかでクリーミーな舌触りと香ばしい樽香が追いかけてきます。あ、うまい!と素直に感じる親しみ易さがあります。フィニッシュは少しビターでさっぱりとしたモルト&フルーツが心地よく続きます。度数の割には比較的落ち着いていて滑らかな酒質をしており、14年間の熟成(ソーテルヌカスクの追熟)がグレンエルギンの持つフルーティーで紅茶のような味わいをさらに昇華させているんだなと勝手に想像しました。ソーテルヌカスクはグレンモーレンジのネクタドールなどでお馴染みですが、ハイプルーフで味わったのは多分これが初めてで、甘さだけが先行するのではと思っていましたが、そんなことはなく上品な大人の味わいが堪能できる一本でありました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です