アリスター・ウォーカー | オークニー

AWW CO.

AWW CO.(アリスター・ウォーカー・ウイスキー・カンパニー)は昨年の2018年スコットランド・グランジマスに誕生したインデペンデントボトラーです。創業者はアリスター・ウォーカーという人物で、元ベンリアック(傘下にグレンドロナックとグレングラッサ)現在グレンアラヒーのオーナーであるビリー・ウォーカー氏の息子です。アリスター氏はウイスキー業界で20年のキャリアを積み、中でもグレンドロナックを大きく成長させた立役者の一人。長年かけて培ったネットワークと経験をもとに優れた選定眼を持つ実力派で、風味の開発に必要な樽の木材管理や仕上げなどに徹底したこだわりをもつ人物として知られています。グレンアラヒーという新たな出発点に立った父と、ボトラーズとして新たな一歩を踏み出したアリスター氏に今注目が集まっています。

INFREQUENT FLYERS

インフリークエント フライヤーズはAWW CO.から2019年にリリースされた最初のシリ―ズ。(全9種類)今回はオークニー16年を試飲します。


INFREQUENT FLYERS

ORKNEY 16YEARS 54.9%

このインフリークエントフライヤーズ・オークニーは2003年蒸留のホグスヘッド(250ℓ)16年。蒸留所は非公開。オークニーと言えばスコットランド最北にあるの諸島をいい、そこにはハイランドパークとスキャパの二つの蒸留所がある。
限定337本

 ライトアンバー

 フルーツカスタードパイ、潮、クリアなオークのウッディネス、蜂蜜、

 苦味・渋みの効いたパンチのあるファーストからクリアな柑橘の甘味が舌に広がり、ナツメグのスパイス、ドライで微かなスモーキーもしくはチャコール的なニュアンスも感じる、じんわりと舌に残る塩味がある。多彩なコンテンツを持っている華やかな諸島系モルトといった印象。クリアでクセのないオークの香りも楽しめる。

 間違いなく美味い。しかし蒸留所名を伏せるのは何故か。非公開にしなければいけない理由でもあるのか…気になる。他にもミステリーモルトとかいうタイトル付きで、いろんなボトルがリリースされているのを見かけるけど、謎解き感覚でどこだあそこだと語りあう楽しさも確かに分からなくもないが、個人的にはオープンにしてもらったほうがありがたい。蒸留所はもちろんだが、できれば樽の履歴(加工も含め)からメイン・フィニッシュの熟成期間・熟成環境など情報が多いほうがイメージを掻き立てられるし楽しめる。このオークニーはハイランドパークかスキャパかという2択で考えるとスキャパっぽい。余談だけどG&M社のスキャパも美味かった。

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