アマハガン EDITION NO.1・NO.2 長濱蒸留所


AMAHAGAN 長濱蒸留所

WORLD MALT EDITION  NO.1・ NO.2

EDITION NO.1 47%

 麦わら

 ヨーグルト、柑橘系、バニラ

 スコッチを思わせる甘味と共に、舌にじわっと広がるスパイス、早熟感はありますがブレンデットモルトとしての独特なふくよかさがあり、後半にかけてピートスモークが重なってきます。加水によって甘味が強まるのでハイボールでも飲みやすい。長濱蒸留所原酒の含有量は不明。

EDITION NO.2 47%(RED WINE WOOD FINISH)

 ピンクゴールド

 ピートスモーク、イチゴジャム、メンソール

 NO.1と同様スコッチ系の甘味とスパイス、中盤にかけてややサルファリーを伴ったワイン樽由来のベリー系フレイバーが重なり、ピートスモークも現れる。最後は苺シロップのような甘みが舌に残りました。やはり早熟感はありますが美味しく飲める仕上がりで、開封後の変化も楽しめそうなボトルです。こちらもブレンド構成比は不明。

長濱蒸留所

関西圏を中心に160以上の店舗を展開する「株式会社リカーマウンテン」は、滋賀県長浜市五村にかつて存在した山根食料品店を前身とし、滋賀県長浜市に本店を、京都市下京区に本社を置く酒類チェーンストア企業です。

そのグループ会社として1995年に設立された「長濱浪漫ビール株式会社」は滋賀県・琵琶湖の畔に所在し、長濱エールや淡海ピルスナーなどクラフトビール造りを中心に直営レストランなども経営する醸造所です。その醸造所内へポルトガル・ホヤ社製のヒョウタン型ポットスチルを導入しウイスキー製造が開始されたのが2016年のこと。

長濱蒸留所は今年で3年目を迎え、現時点でニューポッドは第4弾をリリースしています。海外のモルト原酒をブレンドしたアマハガンは今回紹介した第2弾までのリリースとなっています。アマハガンを試飲して長濱蒸留所のもつポテンシャルを理解することは難しいと思いますが、ブレンド技術という観点からは自社原酒の含有量にもよりますが、面白いボトルではないでしょうか。創業間もない長濱蒸留所ではこれからのウイスキースタイルなど、今現在さまざまな試みが行われているようです。蒸留所にとって最大のリスクマネージメントとは一つ「美味い酒」をつくること、じっくり見守っていきましょう。

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