デイビスカウンティ(ケンタッキー州)

TWSC2022にて金賞に輝いたウッドフィニッシュバーボン。

デイビスカウンティ(ウッドフィニッシュ2本)48%

フレンチオークカスクとカベルネ・ソーヴィニヨンカスク

備考:基本的なバーボン熟成(新樽)は4年。その後フレンチオーク樽と赤ワイン樽でそれぞれ6ヶ月の後熟がかけられていると思われます。

フレンチオークカスクフィニッシュ

 桃、洋梨、えんぴつ

 白桃のような甘み、温かみのあるジンジャー・クローブのスパイス、ツンとしたアルコール臭が樽香と共に鼻に抜ける。ドライでキレのあるフィニッシュ、甘いウッドの余韻。


カベルネソーヴィニヨンカスクフィニッシュ

 乾燥イチゴ、ぶどう、ショートケーキ、削った木

 甘く丸味のあるフルーツのテクスチャ、ビタースパイスと心地よい樽香。クリーミーな甘さと優しい酸味が特徴。ややオイリーでほろ苦い甘みが長く続く。

バーボンは内側を強く焦がした新樽由来のフレーバーが強く、ウッドフィニッシュ(後熟)が効きづらいというのがこれまでの定説。そのイメージを覆したケンタッキー州バーズタウンにあるラックス・ロウ蒸留所(2018ー)ここの特徴はセカンドグレインに小麦とライ麦を使用し、二つのバーボンを作り分けているところ。この二つの原酒をブレンドしたものがデイビスカウンティです。さらにフレンチオーク樽や赤ワイン樽を使ってバーボンでは珍しいウッドフィニッシュを施すことによりアロマティックで複雑なフレーバーに仕上げられているのがこの2本!アメリカンシングルモルトやウッドフィニッシュバーボンなど近年のアメリカンウイスキーに新たな潮流を感じますね!

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