アードベッグ ウーガダール &コリーヴレッカン飲み比べ!

アードベッグ

スモーキーなスコッチウイスキーの代名詞として有名なアードベッグ蒸留所。今回のアンバータイムズは、アイラモルトの中で私も特に好きなアードベッグからリリースされている「ウーガダール」と「コリーヴレッカン」の二種類を飲み比べてみようと思います。

普段はアードベッグ10年を好んで飲んでいる私、前からずっーと気になってたウーガダールとコリーヴレッカンの二本を購入したので、私なりに飲み比べてみたいなと思います。これから購入を考えている人に読んで参考にしてもらえれば嬉しいです。

ARDBEG CORRYVRECKANを飲んでみる。

アードベッグ コリーヴレッカンは、2008年にアードベッグのコミュニティ会員のみの限定ボトルとして販売されました。そこで高い反響を呼んだことでレギュラーボトルとして販売されたのが始まりです。2010年にはWorld’s Best Single Malt Whiskyを受賞するなど、私を惹きつけて止まないこのボトル、さっそく飲んでみたいと思います!

アードベッグ・コリーヴレッカン をストレートグラスに注いでみます。明るいゴールド色でアルコール度数は57.1%。鼻を近づけてみると焚火後に残る焦げ臭と出汁醤油を思わせるような甘い香りが最初の印象、その奥に青リンゴを思わせるフルーツ香とヨード系のニュアンスがありアードベッグらしい独特な塩気を含んだようなピート香が全体を抱擁しているといった感じ。コリーヴレッカンとはアイラ島付近にある世界で2番目に大きい渦潮の名前。荒々しい巨大な渦潮をイメージしただけあってとてもパワフルなアロマを感じます。

フレンチオークの新樽で熟成されたというコリーヴレッカン。口に含むとほろ苦くスパイシーな味わいがパッと舌に広がり、香りから想像したよりも柔らかな甘さと爽やかなフルーツ香が現れます。きめ細やかなドライ感とスモーキーフレーバーが鼻に抜け、モルトの旨味も奥にしっかりと感じられます。フィニッシュはすっきりとした樽香の心地よい余韻が長く続きます。コリーブレッカンはカスクストレングスですが度数をそこまで強く感じることなくバランスの取れた飲みやすさがあります。フレンチオーク新樽の力でしょうか?最初パワフルなピートを感じましたがフィニッシュは柔らかく華やかにまとまるといった感想です。これ美味しいです!

ARDBEG UIGEADAILを飲んでみる。

ウーガダールとは、ゲール語で、「暗くてミステリアスな場所」と言う意味で、アードベッグ川の水源となるウーガダール湖のことを指します。熟成はバーボン樽だけでなくシェリー樽も使用していることが特徴です。そしてこちらもカクストレングスですので樽出しそのままの度数でボトリングされたパワフルなタイプ。コリーブレッカンと大きく違うところはシェリー樽熟成されていることですね。

アードベッグ・ウーガダール をストレートグラスに注いでみます。綺麗な琥珀色をしています、アルコール度数は54.2%。鼻を近づけてみると、焦げた木のような香りとヨード香、シェリーカスク由来のどっしりとした完熟フルーツのアロマが感じられます。カスクストレングスらしいパワフルなアルコール刺激臭のようなものがあります。

口に含むとパンチのあるスパイシーな味わいとスモーキーフレーバーが鼻に抜け、遅れて舌の上にシェリー由来のフルーティーな甘みが広がります。スパイシーな味わいとしっかりとした甘みはフィニッシュまで続き、スモーキーで苦甘い余韻となって長く続きます。個人的にはコリーヴレッカンよりもウーガダールの方がスパイシーで刺激的な味わいを持つボトルだと思いました。個人的にはコリーヴレッカンの方が好みですが、ウーガダールをゆっくりと飲みこなしていく楽しみも捨てがたいところです。それぞれ特徴を3つ挙げるとすれば次のとうりです。

コリーヴレッカンは、「ピーティー」・「爽やかなフルーツ香」・「すっきりとした樽香でバランスのとれた味わい」といった感じでしょうか。ウーガダールは、「スパイシー」・「熟したフルーツ」・「ほろ苦いスモーキーな余韻」です。どちらもキャラがしっかりとあり、飲み比べてみてとても面白いボトルでした!現行の10年物と比べてみるのもより楽しいのではないでしょうか。それではこのへんで☆

ARDBEG CORRYVRECKAN

ARDBEG UIGEADAIL

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です