ディアジオ社とのパートナーシップ提携で話題の嘉之介蒸溜所。
嘉之介2022 リミテッドエディション
Vol.3 59%
嘉之介(小正醸造)は日本初の樽熟成米焼酎「メローコヅル」の蔵元であり、和と洋の技術を融合させるウイスキー造りを目指している蒸留所。私も近いうちに見学に行ってみたいと思っている蒸溜所の一つです。それも鹿児島県日置市の環境はまろやかな酒質を生む大きな要素であり、短熟とは思えないクオリティが生まれる地だとか。
2022リミテッド エディションはシングルモルト・カスクストレングスの第三弾です。(ジャパニーズ・ウイスキー)過去のリリースですが、1stエディションはメローコヅル樽主体、2ndエディションはバーボン樽を主体として構成されたものでしたが、今回の3rdエディションはシェリー樽が主体となっています。(ノンピート、2017、2018、2019年蒸留)3年〜5年ほどの熟成ものだということがわかります。シェリー樽を主体に各種オーク樽の熟成原酒で構成されたもので詳細は不明。
べっこう飴、カカオ、ドライアプリコットなどのアロマ。ベリー系ドライフルーツにコーヒーキャンディー、ビターチョコ、古木のフレイバー。微かなサルファリーを伴ったスパイシーな余韻。短熟感はあるが、厚みのある酒質でフルーツキャンディのような蜜甘がある。グラスに注いでしばらく置くとオフフレイバーも落ち着くように感じます。ストレートまたはロックでが良いかと。スコッチで感じるシェリー感とは異なり、それが水の違いなのか樽の違いなのかはわかりませんが、ジャパーニーズに共通して感じる柔らかさが嘉之介にもあります。抜栓後にどうこなれるのかも楽しみです。