マックミラ プレルディウム05

マックミラ蒸留所 1999-

スウェーデンのストックホルムで1999年に産声を上げたマックミラ蒸留所。創業のきっかけは、仲間たち8人でスキーに行った日の夜、それぞれが持ち寄ったシングルモルトウイスキーを飲みながら、「スウェーデンには、なぜウイスキーの蒸留所がないのか?」と語り合ったことからだった。このチームが会社(蒸留所)設立後に先ず行ったことは、小規模なパイロット蒸留所で150を超えるレシピを試験的に蒸留し、その中からベストなニュースピリッツを選ぶ作業だった。そうして最終的に絞り込んだレシピをもとに2002年から本格的な蒸留を行っている。

この蒸留所の特徴は、製造に使用される原材料はすべて蒸留所から半径75マイル以内で賄い、仕込み水は自然の濾過プロセスを経た近くの水を高強度のUV滅菌処理をして使用、さらにジュニパーベリーとスウェーデン産のピートを炊きこんだオリジナル麦芽を使用する独創性にある。その他スウェディッシュオーク由来のスパイシーでナッティな熟成も魅力的だ。

Angela D’Orazioは世界的に珍しい女性のマスターブレンダー。2012年にはインターナショナルワイン&スピリッツコンペティションにて、ヨーロピアンスピリッツプロデューサー部門のゴールドメダルとシルバーメダルをダブル受賞。欧州で注目を集める存在となっている。彼女の優れた選定眼によって生まれた素晴らしいマックミラのウイスキーシリーズに今注目が集まっているようです。


MACKMYRA PRELUDIUM 05

48.4% 500ml リリース総本数24000本 
蒸留2002-ボトリング2007 
スウェディッシュオーク、exバーボン、exシェリーそれぞれ200ℓ樽でベース熟成後に、小さな樽に入れ替え後熟を行っている。

 オレンジがかった麦わら

 青リンゴ、レモン、洋ナシのコンポート、アップルパイ、ナッツ、ヨーグルト、ウーロン茶、ジンジャー、樹液、インクなど

 リンゴや洋ナシを思わせる爽やかなフルーツの甘味に、ジンジャーのきめ細かいスパイスが重なり口いっぱいに広がる。熟成感も程よくあり、ナッツ系のオイリーさと樽由来のバニラや紅茶のフレイバーが心地よく伸びて、キレの良いさっぱりとしたフィニッシュ

 フレッシュフルーツの爽やかな甘味と清々しい香り。これ買ってよかったボトルです。以前からスウェディッシュモルトには興味があり、この前飲んだハイコースト蒸留所のボックスも個人的に好きなボトル。共通してみられる独特な香りはスウェディッシュオークの恩恵のようでマジでハマってます(笑)このプレルディウムはマックミラの前身ともいえるボトルシリーズで現在6弾まであります。4弾までは試験的に蒸留されたニューポッドが含まれているようですが、この5弾は本格的な蒸留スタイル(2002-)でリリースされた最初のボトルだそうです。そもそも日本市場向けではなく2007年のボトリングから12年経ったものを購入できたのがラッキーでした。

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