ベンリアック 21年 テンポリス

ベンリアックらしい蜂蜜にフルーツとスパイス、そこにピートスモークがユニークなレイヤーを加えた21年熟成のお見事な一本!

バーボン樽

バージンオーク樽

ペドロ・ヒメネス樽

オロロソ・シェリー樽

4つの樽を組み合わせて熟成させたベンリアック21年物。

19世紀のスペイサイドモルトを模倣する」というコンセプトのもとに生まれたテンポリス。テンポリスとは「時」を意味するラテン語です。

ウイスキー蒸留と樽の成熟に関する創造的な専門知識を活かし、異なった考え方の良いところをとり合わせながら自分たちのルーツを模倣・模索・したピーテッド・スペイサイドモルト。

1898年に設立されたベンリアックは受賞歴のあるスペイサイドシングルモルトを数多く生産し、味の可能性における限界を更に広げていく探求心・革新性を持った蒸留所。

僕も大好きなモルトで新オーナー(ブラウン・フォーマン社)のもと、これからのリリースにはとても興味があります。

伝説のウイスキー・プロデューサーとして知られる”ビリー・ウォーカー氏”のベンリアックビジネスがブラウン・フォーマン社へ移り、新しくマスターブレンダーに就任したのはスコッチのファーストレディーこと”レイチェル・バリー博士”です。新ボトルは10年・12年(ノンピートとピーテッド)があり、その他ベンリアックの持つ豊富なアーカイブから多彩なブレンドものがリリースされるようです!2020年から限定的にリリースされるようですがまだ国内では見かけません。楽しみですね!

レイチェル・バリー

レイチェル・バリー氏 はスコッチの歴史に富んだアバディーンシャーのインヴァーリーの出身。長い間シングルモルトウイスキー作りに関わってきた人物です。エジンバラ大学で化学を学んだ後、スコッチウイスキー研究所で研究科学者としてキャリアをスタート、その後グレンモーレンジ社に移りマスターブレンダーに就任。その他ウイスキー・ソサエティの株式管理を行うなど活動は多岐にわたります。2017年にブラウン・フォーマン社のマスター・ブレンダーに任命され、さらに2018年にはエディンバラ大学から名誉科学博士号を授与されるなどスコッチ業界に大きく貢献したまさにスコッチのファーストレディーです。


Benriach 21years Temporis 46%

 蜂蜜、酒粕、バター、醤油、バーベキュースモーク、温野菜、ベーコン、 トーストしたオーク、スパイス

 少し酸味を伴った濃厚シェリーとシリアルのまろやかな味わい、合わせ技による複雑で豊かな熟成感に控えめなピートスモーク、 ベンリアックらしい蜂蜜にフルーツそしてシナモンスパイスのレイヤーがバランスよくある。 甘くスモーキーなフィニッシュが長く続く。

甘党のウイスキー好きにお勧め!
「ウイスキー&ホットケーキ」テンポリスの心地よいピートスモークがいいアクセントとなってたまりません!うまー

 芳醇な甘さと独特なクセが病みつきになるモルト。 バーボン樽、バージンオーク樽、ペドロ・ヒメネスとオロロソ・シェリー樽の合わせ技であるテンポリスは、ぜひ最初の一杯に飲んで欲しいウイスキーです!豊かな甘さと複雑な樽香そしてピートスモークの繊細なバランスをじっくり堪能して欲しいからです。どこか斬新ささえあるテンポリス、僕にとっては面白いポジションにあるモルトといった感じですね。飲み方はやっぱりストレートで!加水もしないほうが良いと思います。

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