スコッチクラフト蒸留所のパイオニアとして知られるアランが、少し前ですがロゴとボトルデザインを一新しました。気にはなってたものの、今になってやっと試飲することができました。以前から愛飲しているコスパ・味と共に安定のモルト「アラン」ですが、今回のリニューアルではなにかポジティブな変化があったのでしょうか。
Arran 10years 46%
定番の10年。ファーストフィルのバーボンバレルで
熟成させた原酒をメインに、シェリーホグスヘッドで熟成させた原酒をバランス良くヴァッティングしています。
色 アンバー
香 蜂蜜、フルーツキャンディ、シリアル、ホワイトチョコ
味 麦芽の旨味、焼き立てパンのような香ばしい風味、奥に潜むフルーツと優しいスパイス、アルコールの程よい刺激がオークと相まって豊かな余韻となる。シリアル系のフレーバーに微かなフルーツ、奥行きのある味わいが楽しめる。
Arran Quarter Cask 56.2%
アラン・クオーターカスクはバーボンバレルで7年間熟成後、125ℓのクオーターカスクで2年間追加熟成しカスクストレングスでボトリングされています。 クォーターカスク(小樽)で追加熟成したことで、熟成スピードを加速させているのも特徴です。
色 アンバー
香 杉、木材、カスタードクリーム、バニラ、ホワイトチョコ
味 ピリッとしたアルコールの刺激、フルーティーで酸味のある味わいが口いっぱいに広がる。遅れてオークのウッディネス、甘味を伴ったスパイスが余韻となって長く続く。カスクストレングスならではのパンチのある酒質にフルーツと樽香がしっかりと溶出していて豊かな味わいが楽しめる。